■︎模試の結果が返ってくるたびに、ため息をついていませんか?
「あんなに時間をかけて頑張ってきたのに」「やっぱり自分には無理なのかもしれない」……。
そんな不安が背中にのしかかっているのを感じます。でも、どうか聞いてください。点数が伸び悩んでいる本当の理由は、能力がないからでも、努力が足りないからでもありません。ただ、「点数の落とし穴」に少しだけ足を取られているだけなのです。
診療放射線技師国家試験科目を分類してみましょう。
1.臨床実習系科目(約140問)
X線撮影や画像解剖学など臨床実習で直接、指導を受けた内容を取り扱う科目群です。装置、検査法および治療法などイメージが湧きやすいため、臨床実習を経験した学生さんであるならば6割以上を取る力は十分にあります。
2.非臨床実習系科目(約60問)
ここが多くの学生さんを苦しめる“壁”です。医用工学、医療画像情報学、放射線物理学など、臨床実習の場では指導される機会が少なく、学内の講義や実験でしか触れてこなかった科目群です。実は、成績が伸び悩んでいる学生さんの多くが、「臨床実習系科目では点数が取れているのに、非臨床実習系科目で大きく落としている」というパターンに陥っています。裏を返せば、この「非臨床実習系科目」さえ攻略できれば、合格は目前にあるということになります。
問題集を提供しますので、やや手薄になりがちな「非臨床実習系科目」を仕上げてください。出来れば7割(40/60点)以上の正解率を目指していきましょう。